『第7回 廃炉創造ロボコン』開催、福島高専が奮闘!!

全国の工業高等専門学校の学生による東京電力福島第一原子力発電所の廃炉作業を想定した自作ロボットの技術を競う『第7回 廃炉創造ロボコン』が、双葉郡楢葉町に所在するJAEA(国立研究開発法人日本原子力研究開発機構)の楢葉遠隔技術開発センター (通称NARREC)で開催され、株式会社アスムはこのコンテストの協賛法人グループの一社として、本大会の運営に一役買いました。

(福島高専チームによる実走)

このコンテストは東日本大震災による事故で廃炉が決定しその作業が進められている東京電力第一原子力発電所の状況について知ってもらいながら、困難を極めるその取り組みについて興味をもって自らがその課題に向き合う創造力と課題解決能力を育むことを目的に開催されるもので、依然として高放射線量下にある現場の状況を模して無線ではなく有線による誘導方式としたり、目視による確認ではなく本体に付属するカメラの映像を通しての操作などがその条件として与えられるなどの課題設定がされています。

(開会式に臨む出場チーム)

今回はクランク状のコース上に設えられたスロープや段差のあるグレーチングを通り、高さ2mの壁面を拭き取りにより除染するという設定で、これを10分以内に完了させるという条件の下で行われた競技に北海道から九州までの全国から12校14チームが出場しました。

(地元福島高専チームの塚田愛由希選手による選手宣誓)

開会式で元気に選手宣誓を行った塚田愛由希さんが率いる福島高専チーム(福島県いわき市)が一番のスタートとなり競技が始まりましたが、ロボット本体の不調により途中リタイヤとなるなど波乱の幕開けとなり、その後も各チームとも不具合が続出するなかで安定的な動作により課題をクリアした小山高専チーム(栃木県)が昨年に引き続き2年連続となる最優秀賞(文部科学大臣賞)を受賞しました。

(予期せぬトラブルに見舞われるチーム)
(最後の課題となる壁面の拭き上げ動作)

株式会社アスムの代表取締役矢渡充はすべてのチームを観覧した中から、移動の足回りにサブクローラーを付け走行性能を高め、壁面の拭き取りを想定したペンを回転させるなどの工夫を施したロボットを制作した福島高専チームに特別賞を贈りました。

(矢渡充代表取締役からの特別賞授与)
(特別賞を受賞した福島高専チームの代表と記念のショット)

株式会社アスムとグループ各社は “ふくしま”の未来を担う子どもたちが希望と夢をもって日々を送ることのできる環境づくりにも目を向け、魅力ある故郷を次の世代に届けるためふるさと福島と浜通りの復興に全力で取り組んでまいります。

○ 第7回廃炉創造ロボコン ホームページ リンク;   

https://fdecomi.fukushima-nct.ac.jp/index.html

○ YouTube(ライブ映像)リンク;   

https://www.youtube.com/watch?v=O_KmDB6E230

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